千葉慶友会 ハラスメント防止ガイドライン(2025年制定・草案)
1. 総則
1-1. 目的
千葉慶友会(以下「本会」という。)は、すべての会員(準会員を含む)が安心して参加できる環境をつくることを目的として、ハラスメント防止のための本ガイドラインを制定します。
本ガイドラインは、慶應義塾大学が公表する「ハラスメント防止の基本方針」(https://harass-pco.keio.ac.jp/guideline.html)に準拠し、同方針に沿った内容で運用されます。
1-2. 基本方針
- 多様な価値観と人格を尊重し、相互理解と信頼に基づく安全な活動環境の確保に努めます。
- ハラスメントに該当する行為は、意図の有無にかかわらず許容せず、予防と迅速な対応を行います。
- すべての会員が尊厳を持って活動できるよう、本ガイドラインを継続的に見直し・改善します。
2. ハラスメントの定義と禁止行為
2-1. 定義
ハラスメントとは、特定の言動や態度により、他の会員に対して不快感・屈辱感・不利益を与える行為を指します。行為者に加害の意図がなくても、受け手が不快・不安を感じた場合は該当する可能性があります。
2-2. 主な類型
- セクシュアル・ハラスメント
- パワー・ハラスメント
- アカデミック・ハラスメント
- アルコール・ハラスメント
- その他の差別的・排他的言動
2-3. 禁止される具体的行為
- 本人の同意なしに連絡先を聞く、撮影する
- 性的な話題、身体的特徴への言及、性的指摘・冷やかし
- 飲酒の強要や過剰な飲酒を促す発言
- LINE等での繰り返しの誘い、不快なスタンプ・画像の送信
- 勉強会・発表等において、特定の会員の意見を不当に軽視・否定したり、正当な理由なく発言の機会を奪う行為
3. 対象範囲と外部対応
3-1. 対象範囲
本ガイドラインは、本会の活動に関わるすべての会員(準会員を含む)に適用されます。
3-2. 準会員に関する対応
卒業生である準会員も正規の構成員として、本会内で発生するハラスメント事案の対象とします。
準会員は慶應義塾大学の制度的保護の対象外となる可能性があるため、本会が主体的に以下の方針に基づいて対応します:
- 本会内での話し合いや調整による解決を第一とする
- 問題の性質、深刻度、当事者の意向を尊重する
- 犯罪や法令違反が疑われる場合は、慶應義塾大学ハラスメント防止委員会や警察等の関係機関と連携することがあります
3-3. 外部招待者に関する方針
本会では、他団体の会員や一般の方を見学者・ゲストとして迎えることがあります。
外部招待者についても、参加中は本ガイドラインの適用対象とし、その趣旨を踏まえて行動していただくものとします。
必要に応じて、案内文の提示や会場内掲示等の簡易な方法で周知を図ることがあります。
4. 相談・対応体制
4-1. 対応の流れ
- 相談・通報受付(対面・メール・匿名フォーム)
※迅速な対応と解決を図るため、相談窓口は役員から選出された担当者が対応します。
- 事実確認(必要に応じて当事者双方からヒアリング)
- 役員による対応決定(慎重かつ公平に判断)
- 報告者へのフィードバックと再発防止措置の共有
※匿名での相談も受け付けます。
内容は運営内で厳密に管理し、本人の同意なしに第三者へ開示することはありません。
相談・報告を行ったことによって報復的な扱いを受けないよう、相談者・報告者の保護を徹底します。
4-2. 処分および対応例
違反の内容や再発性・悪質性に応じて、以下の措置を講じる場合があります:
- 口頭による注意
- 一定期間の活動参加制限
- 会員資格の停止または剥奪
- 関係機関(大学・警察等)への通報・相談
5. 再発防止と見直し
5-1. 周知と再発防止措置
- 例会等での定期的なアナウンス
- 必要に応じた研修・勉強会の実施
- 問題発生後の行動規範の再確認や再通知
5-2. ガイドラインの見直し
本ガイドラインは社会状況や慶應義塾大学の方針、運用実態を踏まえて適宜見直しを行います。
改訂があった場合は、速やかに全会員に通知し、公式ウェブサイトや例会などを通じて周知します。